ECMOを使用し、重篤な多発性外傷を負った11歳の少女の命を救いました。

イベントニュース

2022-11-10 14:36:34

ベトドク友好病院の医師は、交通事故による多発性外傷の11歳の女性患者を体外式膜型人工肺(ECMO)で蘇生させることに成功しました。

 

ベトドク友好病院の麻酔・蘇生センターのブ・グェン・ハ・ガン医師は次のように述べました。11歳のN.T.P.T患者さん(フト省)は、多発性外傷(外傷性脳損傷、膀胱破裂、尿道骨折、大腿骨骨折、骨盤骨折)に苦しみ、膀胱手術と大腿骨手術が地方病院によって実施されました。手術中、患者は多くの輸血をしなければならなくて、多発性外傷によるショックにより、2022年9月15日にベトドク友好病院に転送されました。

 

患者Tは呼吸状態が非常に悪く、貧血、胸部のX線フィルムが白い状態でベトドク友好病院に来院しました。1日の人工呼吸の後、患者の酸素飽和度は40~50%の範囲で改善されませんでした。この危機的状況の中で、内臓低酸素の影響を避けるために、直ちにECMOの介入が必要でした。患者は麻酔・蘇生センターの第3集中治療室に入院し、2時間以内にECMOを実施するように相談されました。麻酔・蘇生センターの医師は、心臓血管・胸部センターと協力しながら、積極的に人工呼吸器で集中治療し、ECMOを患者に設置しました。ECMO装着1時間後、患者の酸素飽和度は改善し、患者は第1集中治療室に運ばれ、さらなる治療が行われました。ECMOを4日間稼働させたところ、患者の肺の状態は著しく改善されました。集中治療後5日目にECMOを離脱し,抜管し,自然呼吸となりました。

 

ECMO装着の前とECMO装着の4日後のX線フィルム

 

現在、患者は完全に覚醒し、健康状態は安定しており、小児・新生児外科で監視と治療を続けています。患者は数日中に退院する予定です。

 

患者を診察する小児・新生児外科の科長であるグェン・ベト・ホア修士・医師

 

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