6月22日にベトドク友好病院にて、科学評議会は「ベトドク友好病院におけるフルニエ病治療後の患者の性生活の質の評価」（MS TH04.2019）および「2019年にベトドク友好病院における消化器がん手術を受けた患者の栄養状態および関連する要因」という2つの基礎テーマを受諾しました。本２つのテーマは、敗血症手術・創傷ケア科のグェン・ドク・チン准教授・博士および栄養科のド・タット・タイン修士・医師がテーマの議長であり、副院長であるチン・ホン・ソン准教授・博士が評議会の議長を担当しました。

「ベトドク友好病院におけるフルニエ病治療後の患者の性生活の質の評価」のテーマを実施する研究チームの代表が、研究の必要性と目的、研究過程で得られた結果について評議会にまとめ発表しました。報告によると、フルニエ感染症は、会陰部の広範な壊死を特徴とし、腹壁の周囲や上部に広がることもある重症感染症であるとのことです。ベトナムでは、この病気はあまり知られておらず、関連する研究もほとんど行われていません。本疾患に言及した研究もありますが、合併症や死亡のリスクを減らすための疾病処理、管理姿勢のレベルにとどまっています。また、手術後の患者の性生活の質に関する報告もありません。そこで、治療の質の向上に貢献するために、研究チームは「フルニエ病の患者の臨床的・非臨床的特徴を説明することおよび手術治療後の患者の性生活の特徴を説明し、提言すること」の2つの目的をもって研究テーマを実施しました。

本研究の選択基準は、年齢や性別に関係なく、ベトドク病院でフルニエ症と診断され、治療を受けた患者です。基礎疾患を有する患者は23名（男性100％）で、消化器が最も多く43.5％、肝硬変が26.1％を占めました。また、100％の患者が緊急手術で壊死を除去され、18名が睾丸再建をカバーし、05名が皮膚パッチを行ったことが報告されました。65.2％の患者が中等度または軽度の性機能障害を有していることが明らかになりました。フルニエ病治療後の患者の性的質も外傷や心理的な原因で低下されることが示唆されました。緊急手術では、早期に傷の治療、睾丸のカバーを考慮する必要があります。手術後、心理的リハビリテーションと健康教育の治療が必要です。

また、同受諾会では「2019年にベトドク友好病院における消化器がん手術を受けた患者の栄養状態および関連する要因」の研究チームの代表も評議会にテーマの研究結果のまとめを報告しました。本研究は、2019年にベトドク友好病院で消化器がん患者の手術前の状態の評価および消化器がん手術を受けた患者の栄養状態に関連する要因の説明という2つの目的で行われました。

研究の場所は、消化器外科、腫瘍科、大腸・直腸・会陰外科センターの３つの科でした。病理検査の結果による消化器がんと診断された患者（食道癌、胃癌、結腸癌、直腸癌の4種類）を対象としています。男性86名、女性39名の125名の患者を対象に、研究チームが評価、議論、提言を行いました。

評議会委員は2組の著者の成果を高く評価しました。どちらのテーマも、豊富な参考文献、客観的で信頼性の高いデータを用いて、綿密かつ緻密に実行されました。評議会は2つのテーマを「良好」と評価し、研究チームは評議会のコメントに従って編集を完成します。