病院からのメール受信の登録をする
現在のベト・ドック友好病院は1902年にハノイ医科大学の前身であった東洋医科大学と一緒に建てられました。1904年に、同病院は現在の場所に移転され、「保護病院」（フランス語でHôpital indigène du Protectoratという）となりました。その後、現在まで「イェルサン病院」（1943年）、「フゾアン病院」（1954年）、「ベトナム・ドイツ民主共和国友好病院」（1958年～1990年）、ベト・ドック友好病院（1991年～現在）と名前が変わっています。
設立から現在に至るま、同病院は、常に診断・医療、科学研究、教育という3分野 に力をいれており、ベトナム国内においてトップの医療施設だと評価されています。ホ・ダック・ズィ氏、トン・タット・トゥン氏、グエン・チン・コ氏、グエン・ズオン・クアン氏などベトナムの有名な医師も同病院で勉強されていました。
2015年9月21日に発行されたベトナム内務大臣による1446/QĐ-BNV号の決定書の通り、同病院は専門的な医科施設で、特別専門病院というランクに分類されました。病床は
同病院の組織は3分部門に分けされています。
総務・バック‐オフィス部門は取締役会、教育・診療指導センターなど12部署で構成されています。臨床部門は 外傷を専門とした医療センター等の6つのセンターや、21つの臨床診療科から成ります。パラクリニカル部門には8つの診療科に、1輸血センター、1薬局があります。
同病院の共産党部は12支部があり、342人の党員が参加しています。その活動は15年の間、非常に高く評価されています。同病院の労働組合は2015名メンバーがいます。ホーチミン共産青年団は750名メンバーがいます。
ベト・ドック友好病院は特別なレベルの専門病院で、ベトナム保健省の指導の通り、下記の9任務を実施しています。
科学研究
医学分野で働く人材の教育・訓練
診療指導
国際教育
伝染病、自然災害、大きな事故の予防・対応
病院品質管理
病院管理
最近、同病院は大きな成績を成し遂げました。
診断・治療のために、必要な設備を十分に用意しました。256列、512スライスのCTスキャナ、64スライスのCTスキャナ、3.0 Teslaと1.5 TeslaのMRI、最新のデジタルサブトラクション血管造影撮影装置、3D/4Dエコー・超音波検査用の装置、骨密度測定検査装置など新しい医療用画像設備があります。
血液検査、生化学検査、微生物検査、免疫検査、病理解剖など専門的な検査が実施できるように高水準な検査装置を設置しました。
麻酔・回復エリアには42手術台、回復用の50ベッド、手術用顕微鏡システム、手術用ロボット、ORI手術室、Hybrid手術室をとりそろえ、高度医療や、急変時の対応もできるような新設備になっています。輸血センター、組織バンク、人工腎臓科も十分な設備が整っています。
経験が豊富で、優秀な専門家がいて、新設備を用意したベト・ドック病院は多臓器移植、脳神経手術、胸部手術、腹腔内視鏡手術、脳・脊椎・関節・泌尿器の内視鏡手術など複雑な外科で多くの成績を挙げました
同病院は政府レベルでも、保健省レベルでも、病院レベルでも、多様な科学研究を実施しました。その結果は治療に適用されおり多くの学会で高く評価され、ベトナム国内とや海外の医学雑誌で掲載されたこともあります。
教育については、同病院はハノイ医科大学と国家大学の医薬学部をはじめ、保健分野に属する多くの大学と短期大学の実行施設として活躍しています。毎年、大学生、博士、修士、専門医師、看護師など約3000名の学生を教育しています。
長い歴史の中で、医師とスタッフのたゆまぬ努力により、同病院はベトナム政府と共産党から下記の高貴な名 や勲章を賜りました。
2006年のドイモイ時代労働英雄名号
2010年のホーチミン勲章
2001年の一級独立勲章
1996年の二級独立勲章
1973年の一級抗戦勲章
1986年と2016年の一級労働勲章
ベト・ドック友好病院の医師、看護師、スタッフは皆「医師はいつも優しい母親のように、患者様に丁寧に治療するべきです」という元ベトナム民主共和国主席のホーチミン氏の指導にのっとり、「優秀な技術」、「最新の設備」、「プロフェッショナルのマナー」、「熱心なケア」という4つの方針を打ち出しています。ベトナム政府と人民の信頼と期待に値できるよう、診断・治療の品質改に努力し、病院を発展させていきます。
病院からのメール受信の登録をする