ベトドク友好病院は、診療、トレーニング、医学・科学研究の主要なセンターであり、保健省から多くのプロジェクトを実施するための中心的役割を与えられており、その中で、上位病院の負担を減らし、下位病院の医療スタッフの診療能力を向上させるために、トレーニングや技術移転などの活動を特に注目されています。最近、ベトドク友好病院のチャン・ビン・ジャン院長率いる専門家一行は、イェンバイ省総合病院にて調査と専門的支援に関する需要の評価、子供たちに無料の診察を行うために、訪問しました。

ベトドク友好病院の代表団には、グエン・マイン・カイン副院長と多くの指導者が参加されました。

ベトドク友好病院の訪問団を歓迎したのは、イェンバイ省総合病院側から院長であるチャン・ラン・アイン第二級専門医および病院の医療スタッフでした。

会議では、イエンバイ省総合病院のディエム・ソン副院長が、同省総合病院の施設・設備の状況、トレーニングのニーズなどについて報告しました。イェンバイ省総合病院には500人近い医療スタッフがおり、入院患者数は31,580人、外来患者数は600人/日となっています。技術導入率：86％、技術数：233件、展開された新規技術15-40件/年。病院の手術件数は7500件/年、そのうち76%は計画的な手術。

病院でのトレーニングや指導活動について、2022年には薬学、消化器外科学、心臓血管内科学、腫瘍学など24の専門分野のトレーニングコースやセミナーを開催し、遠隔診療プロジェクト、KFVプロジェクトなど、ベトドク友好病院での長期および短期研修に参加するスタッフ8名を派遣しました。また、同病院はタイグエン医科大学から34名の学生を受け入れました。

2022年、当院は毎週火曜日の午後、ベトドク友好病院とオンライン相談と症例報告に参加しました。毎年、オンライン相談のための会議室・技術・設備・情報システムを調査・改装を行い、参加する医師と看護師を割り当てる計画とスケジュールを作成します。

ベトドク友好病院の主要専門家チームの熱心な支援のおかげで、オンライン相談会に参加する医療スタッフは、重病、珍しい病気、診断と治療が難しいケースなどの治療方針を学び、経験を交換することができます。それによって患者ケアの質を向上させることができるのです

イエンバイ総合病院は、ベトドク病院が引き続き技術的・専門的な支援を提供することを希望します。イエンバイ県立総合病院に自己動静脈使用内シャント (AVF)のトレーニングパッケージの支援を提案することも希望します。

また、ベトドク友好病院の代表団は、イエンバイ省総合病院の外科、麻酔、蘇生、画像診断に特化した既存の施設や設備と技術パッケージの受け入れ能力（人材、設備など）の調査と評価を行い、オンライン配信活動の確認、2022年の衛星病院プロジェクト、プロジェクト1816の技術パッケージの実施結果の確認、2022年の病院の指導活動と2023年の運営計画の確認などを実施しました。

会議では、ベトドク友好病院の小児・新生児外科のホン・クイ・クアン副科長が同科の医者たちと一緒に、早期発見と迅速な治療を展開するために、50人の子供を無料で診察・相談しました。治療が必要なケースでは、具体的な治療計画を立て、子どもたちの健康状態を定期的に検査する予定です。

ベトドク友好病院のチャン・ビン・ジャン院長は次のように述べました。現在、イェンバイ省総合病院は、人材や設備の面でまだ多くの困難を抱えていますが、医師や医療スタッフは、ますます増加する医療ニーズに対応するため、常に専門能力を向上させる努力をしています。同病院は現在、看護師186人/700床で人材不足の問題に直面し、看護師1人が4床を担当するため、さらなるスタッフの増員が必要です。イェンバイ省総合病院は、診察や治療に関する患者のニーズに応えるために、多くの優れた近代的な情報技術の進歩がありますが、小児外科用器具、小針、注射針などの基本的な備品はまだ不足しています。イェンバイ省総合病院は遠隔医療に強みを持っており、今後も専門的な機器やソフトを活用して推進していく必要があります。