怪我の最も多いスポーツはサッカー、バレーボール、バスケットボール、テニス、ランニング、サイクリングなどです。負傷者の約8割は20～35歳です。

6月16日午後、ベトドク友好病院の副院長兼上肢外科・スポーツ医学科長であるグエン・マイン・カイン准教授・博士は、サッカーで重傷を負った男性患者2名の手術を行ったところであると語りました。

このうち、D.V.T.さん（33歳、バクニン省）は、前十字靭帯断裂と半月板断裂で手術を受けたばかりです。この患者は、2ヶ月半前にサッカーをしていて、着地時に右足に「バキッ」という音がして、鋭い痛みを伴うと言いました。

「その後も普通に歩いていましたが、強く運動すると足首がとても痛くなり、柔軟な足首の関節を動かすことが難しくなりました。地方の病院を受診したところ、医師から安定性を高めるためのリハビリ体操をアドバイスされました。しかし、2ヶ月近く練習してもこの状態は改善されなくて、この時、ベトドク病院を紹介されて治療を受けることになりました」患者Tさんは話してくれました。

カイン准教授・博士によると、患者Tさんは入院が遅れたケースの一つです。この患者は膝の怪我、特に前十字靭帯断裂と半月板断裂と診断され、関節鏡手術が必要とされました。現在、手術を受けましたが、治療が遅れたため、右足は左足より小さく萎縮の兆候が見られ、負傷した足も筋肉が減少し、伸展が困難な状態になっています。現在は、術後リハビリを実施することになりました。

医師によると、最近、病院には多くのスポーツ傷害が寄せられ、そのほとんどが20～35歳の年齢層（70～80％を占める）であったとのことです。怪我の最も多いスポーツは サッカー、バレーボール、バスケットボール、テニス、肩の脱臼を伴うレジスタンススポーツ、ランニング、サイクリング、ヨガ、エアロビクスなどです。

カイン准教授・博士によると、スポーツ外傷で来院するケースは、重症度や軽症度が異なるそうです。軽いレベルでは、軟部が腫れるだけ、患者に痛み、疲労、不快感を与えます。しかし、関節周囲の外側靭帯の伸張、腱の断裂、膝関節の前十字靭帯や後十字靭帯の断裂、足関節周囲の靭帯断裂など、患者さんの痛みが持続する重傷もあります。

スポーツをする人は、スポーツをした後、いつもと違う痛みを感じたら、すぐに医療機関に行く必要があるとカイン准教授・博士は指摘しました。「実際、多くの人が怪我をしていますが、主観的に温湿布や冷湿布、熊胆、ホットオイルを塗って、痛みが長く続いているときだけで、病院へ行きます。半月板の二次破損、摩耗、軟骨、関節の寿命の短縮などの不幸な合併症を残しています。関節の腫れ、脱臼、痛み、疲労に苦しむ患者が漢方や針療法で治療を受けて、病気を悪化させるケースがたくさんありました」 と同士は述べました。

専門家によると、診断と治療が間に合わなかったスポーツ傷害は慢性化し、回復が困難になるとのことです。この状態が長引くと、生活の質が低下し、患者の正常な運動機能にも影響を及ぼすことになります。

したがって、関節の痛みやゆるみなどの症状がある場合には、専門医を受診し、検査、診察、治療を受けることが必要です。特に、患者の主観で恣意的に処方箋を購入し、未知の薬草、マッサージなどを使用することは禁物です。ヒーラーのところに行って、手と足を引っ張ったり、まっすぐにしたり、コキコキしたりするのは非常に危険で、後で医師が治療することが難しくなります。

スポーツ傷害のリスクを抑え、適切に治療するために、6月25日午前7時30分から午後4時まで、整形外科傷害分野の第一人者が無料でスポーツ傷害の原因での病気の診察とアドバイスを行います。このイベントに参加したい方はホットライン19001902（ベトドク友好病院）までお問い合わせください。

労働者新聞社のゴック・ズン記者によると