てんかん歴8年の14歳少年、高度な手術法で手術に成功

イベントニュース

2022-07-08 15:40:20

 このほど、ベトドク友好病院の脳神経外科センターの医師が、8年間のてんかん歴を持つ14歳の少年の手術に成功しました。

 

 ゲ・アン省からのD君は8年前に初めて発作を起こし、現在は毎週3~5回、1回の発作は平均1分程度です。発作が何年も続くと、D君の生活や学業に深刻な影響を及ぼします。手術前、D君は多くの抗てんかん薬を自分の体重の最大量まで服用していました。

 

 ベトドク友好病院に来たD君は、脳神経外科センターの専門家による徹底的な検査を受け、準臨床的適応が実施されました。3.0テスラ磁気共鳴装置、コンピュータ断層撮影装置256列、512スライス、PET/CTスキャンなどの病院の近代的な設備システムによる脳代謝の検査で、ダメージを示唆することができます。さらに、運動野の目立たない病変を発見するために、脳波のビデオも作成されました。医師による診察の後、外科的な方法で手術を行いました。運動野の早期警告法、神経の位置決め法、術前の皮質マッピング法、患部を切断するマイクロサージェリー法です。D君を直接手術した第1脳神経外科のチャン・ディン・ヴァン修士は、次のように語っています。D君の病変部は後中枢回にあり、運動野からわずか数mmのところにありますので、手術中に 気をつけないと、ちょっとしたミスでも怪我をする可能性があります。

 

 手術は成功し、病巣は完全に取り除かれました。現在、術後1週間が経過しましたが、麻痺、感覚障害、発作はなく、D君の状態は安定しています。

 

チャン・ディン・ヴァン修士は手術後の患者を再診察しました。

 

 チャン・ディン・ヴァン博士は次のように情報を共有しました。現在、てんかんの60%以上は小児で、そのうち20~30%は薬剤耐性てんかんです。運動野や運動野付近の損傷による薬剤耐性てんかんは、そのリスクの高さと術後の衰弱から、現在の脳神経外科の大きな課題となっています。

 

 現在、ベトドク友好病院では100例以上の薬剤耐性てんかんの手術を行っており、その中には運動野や運動野近辺に病変を持つ薬剤耐性てんかん児の症例が多く含まれています。

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