「生活健康による」5月30日午後、ベトドク友好病院からの情報によると、最近、身長1.53mだが体重は100kgまである女性N.T.Dさん（31歳）を受け入れたとのことです。「特大」体型のDさんは、常に罪悪感、自尊心の低下、ストレス、不安、不眠を抱え、非常にイライラしているそうです。

幼少期から同級生よりぽっちゃりしていて、思春期には体重のコントロールができなくなったと患者は言いました。

肥満体型は、Dさんの日常生活や健康を困難にしています。Dさんは、運動や食事療法など、さまざまな減量方法を試しましたが、効果はありませんでした。BMIが43で、ベトドク友好病院の医師は彼女をグレード3の肥満と診断しました。

ベトドク病院の消化器救急科の副科長であるブイ・タイン・フック博士によると、N.T.D患者は体重をコントロールできないときにベトドク病院の医師に相談する300人近い肥満症例の1つです。体重超過や肥満のために、自尊心の低下やストレス状態に陥るケースも少なくありません。

患者Dはグレード3の肥満で、糖尿病を伴う高脂血症（グルコース9.68mmol/L）、月経不順の状態で来院されました。月経不順と不妊症は、肥満が引き起こす数十の健康リスクのうちの2つで、肥満患者、特に若い未婚者にとっては大きな「壁」です。患者Dさんは、医師のアドバイスのもと、スリーブ状胃切除術で体内への食べ物の吸収を抑える方法を選択しました。

肥満治療のための手術は、かなり持続可能な方法として検討されています。ベトナムでは、ベトドク友好病院が最初の実施施設で、これまでに300件近い手術が行われ、最年少の症例は16歳の少女、最高齢は63歳です。

アジアの人の分類では、BMIが18.5～23の場合、正常体重（非妊娠）であるとされます。BMIが23以上25未満の場合は、過体重または予備脂肪とみなされます。 BMIが25以上30未満の場合は、肥満度1、30以上35未満の場合はは肥満度2、35以上は肥満度3とされています。

「スリーブ状胃切除術を受ける患者は、BMIが30以上で、高血圧、関節痛、不妊症、糖尿病、月経障害などの合併症を持っていることが多い」とブイ・タイン・フック医師は話しました。

現在、ベトドク病院では、内視鏡的胃バイパス術、内視鏡的胃縮小術など、肥満治療のための多くの外科的方法を実施しています。また、最近では、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が、より利点が多く、死亡率も低く、米国で広く適用されています。

どの手術も、胃が小さくなれば、食べ物の体内への吸収を抑えることができるという単純な原理に基づいています。

しかし、ベトドク友好病院の専門家も、手術は肥満治療の全過程のごく一部に過ぎないことを強調しています。肥満の治療は、生活養生、内科的治療から心理学的治療、外科的治療に至るまで、総合的に行うものです。肥満手術を成功させるには、患者さんが科学的な食事療法を取り入れ、生涯にわたって健康的なライフスタイルを維持することが必要です。